漢方薬など東洋の伝統医療がWHOで認定と聞いて考えること

筆者は高校3年時に原因不明のアトピー性皮膚炎を発症しました。
両脇から炎症が発生しその後ほぼ全身に広がりました。
原因は不明で、一般的なステロイド軟膏薬でも効果がみられなかったために独自の治療法を探しました。
結局、漢方薬局を営む長年の経験のある薬剤師の先生に処方して自然治癒を目指しました。
振り返ると若い高校卒業後の4年でステロイド薬で病気をこじらせずにすんで本当によかったと思います。
その後時間差はありましたが無事に漢方薬で自然治癒し試験を受けて大学に入れました。

大人になってからも現在筆者はまた多少のアトピー性皮膚炎を抱えています。
もう若くはないのでマイルドのステロイド軟膏とノンステロイドのプロトピック軟膏という皮膚薬をヒルドイドという保湿用の軟膏と混合して炎症の見られる患部だけに塗っています。
診てもらっている皮膚科の開業医の先生曰く症状としては悪くない、順調な方でステロイドをできる限り弱くしてノンステロイドのプロトピックの軟膏とヒルドイド軟膏の混合にしていくのいが理想だと言ってもらっています。
飲む薬はタリオンという抗ヒスタミン薬を継続的に飲んでいます。
かゆみ止め・抗アレルギー薬の小さい錠剤です。
抗ヒスタミン薬はノンステロイドで比較的にリスクが少なくアレルギーの症状の緩和に役立ちます。

WHO世界保健期間は国際疾病分類に東洋の伝統医療の章を追加していく方針なのだそうです。
約300項目東洋医学に基づいた症例を記載するのだそうです。
日本では漢方薬のエキス製剤が保険適用となっています。
日本では日本の薬局で比較的安価に漢方薬が処方、購入できるようになっているのはこのお陰かと考えられます。
WHOの国際疾病分類に東洋の伝統医療の章が追加されることで、東洋医学を研究される研究者の方々は漢方薬や生薬をより研究しやすくなる環境が醸成されていくのではないかと筆者は期待しています。

筆者の身近な視点としてはアトピーの治療などにリスクの少ない西洋薬の抗ヒスタミン薬と東洋薬の漢方薬の処方で自然治癒の方向で治療が実現されていくことも未来的には望ましい治療法の1つと考え・期待しています。