祖母、高齢者のけがについて

2017年11月末に今年90歳になった筆者の父方の祖母が左大腿骨を骨折しました。
朝、ごみ出しに電動アシスト自転車に乗っているときに転倒してしまったそうです。
ちょうどその時、母方の祖母が差し入れの料理を作って車で訪ねに来てくれて、転倒した祖母を車に乗せてくれて家まで戻してくれました。

筆者の母は祖母から朝電話で報告を受けて、傷みが強い様子だったので祖母を整形外科の開業医の先生の医院に連れて行って受診しました。父方の祖母は以前右側の大腿骨を骨折してチタン材で補強手術を受けています。
レントゲンで見てみると、今度は左側の大腿骨が骨折していました。
左側の大腿骨は骨粗鬆も進んでおり、市民病院に入院し、専門的な手術も受けたほうが良いとのアドバイスを受け、市民病院の専門医師宛ての紹介状を書いてもらって家に帰ってきました。
筆者は一度お見舞いに伺いました。
開業医さんに処方していただいた骨粗鬆のお薬と痛み止めのお薬を飲んで布団で横になっていました。
祖母は喜んでくれて肉体的には大怪我なのですが、精神的には安定している様子で少し安心しました。

翌日祖母は骨粗鬆になって完全に弱っている大腿骨を人口骨頭に置換して埋め込む手術を受けました。
手術後傷が治まってくれば今度は祖母には厳しいリハビリが待っています。
祖母は前回の右側大腿骨の怪我のときも市民病院で手術を受けて地元のリハビリ病院に転院してリハビリを受けて退院しています。
入院、左側大腿骨手術後、祖母はリハビリや要介護認定などのこれからが不安になってきたのか、病室で動揺している様子でした。

父方の祖母は夫である父方の祖父が右大腿骨骨折・手術・リハビリ・退院から要介護認定となり、デイサービスやショートステイなどの高齢者の施設を利用したり、徐々に動けなくなっていって亡くなったのを一緒に暮らしながら介護してよく見て、知っています。
ですから祖母もこれからが不安に想うのも仕方がないことです。
高齢者の怪我はいつ・どのような経過で、生活で思うように動けなくなる・寝たきりになるかわかりません。
筆者の父方の祖母も母方の祖母も90歳を超え、十分に生きているのでありがたいことですが、寿命だけではなく健康寿命ものばすことも生を全うするためには欠かせないと筆者は感じています。