血液・尿等から癌を早期発見する液体生検検査、リキッドバイオプシー

液体生検検査
健康診断・検査はMRI画像やレントゲンを連想しまいがちです。
もちろんMRI画像で健診してもらうことも大切なことです。
しかし現在、血液・尿等から早期に癌をタンパク質や遺伝子を特定して発見する検査方法の研究が進んでいます。
また、九州大学では線虫を用いて尿で液体生検検査をする手法が研究・開発されています。
液体生検検査・リキッドバイオプシーというものです。
見た目では診断・発見がしずらいとされるすい臓癌等の癌の早期発見が期待されます。
血液中に流れるがん細胞や、その遺伝子を検出・特定するというものです。
身体の負担・損傷が少ないので期待されています。
癌はそのステージ(癌の病状段階)により、投与する薬物のスケジュールや治療計画が練られるそうです。
患者本人の選択も迫られます。
ステージによっては癌の薬物治療はとても過酷なことになります。
つまりは早期発見に越した事はありません。
血液採取から見えない段階から癌や癌の性質を見つけることができるのは大きな進歩になります。
一般の病院では未だ採用されていません。
一般の病院では保険診療を基に医療活動を行っています。
光治療・陽子線治療等もそうですが、リキッドバイオプシーは先進医療です。
先進医療ですので保険がききません。治療費に保険がきかないため高額な費用がかかったりします。
専門の機関・施設で受ける必要があります。
私の身近な人にも消化器の癌で二回切開手術をして胃と腸を摘出した患者さんがいて今も元気ですが、肝臓に癌の再発が見つかってこれ以上の切開手術は体力的に負担がかかりすぎるということで陽子線治療を先進医療の機関で受けた人がいます。保険が適用されないため高額な治療費用を家族で負担しています。
しかし有効な検査方法なのであればやはり早く保険適用されたほうがいいですよね。
癌の有効な新しい検査・治療方法がどんどん保険適用となれば助かる患者も増えるので助けになります。
効果がしっかり実証されて適用化されてほしいです。