トヨタ系列各社・CO2ゼロへの取り組み

自動車整備
トヨタ自動車グループの部品各社が、
2050年までに工場から排出される二酸化炭素(CO2)を
ゼロに近付ける目標を打ち出しました。
地球温暖化防止が世界共通の課題となる中で
これは、日本を代表する国際展開をするメーカーとして、
グループ各社が、その責任を果たす。
という意思表明でもあるそうです。
では具体的に各社が、一体どういった取り組みをするのか?
考えてみたいと思います。

「「主に再生可能エネルギーや水素の積極的活用で目標達成を目指す」」
各社の取り組み。

「アイシン精機」
50年の長期目標として、製造~使用、廃棄までの
「製品ライフ・サイクル」でCO2ゼロを目指す。近年中に稼動予定の
アイシン・メキシコ新工場(在庫を減らす為、新しい塗装工程を取り入れた
シンプルでスリムな工場)
を皮切りに、工場の使用エネルギーを半減、
また生産ラインのコンパクト化や太陽光、地下熱等の
「再生エネルギー」活用を進める方針です。

「豊田自動織機」
2020年までに再生エネルギーや水素を利用し、「CO2自体を出さない」
機構を構築し、2050年には全工場で導入を開始する予定だそうです。

「豊田合成」
省エネ設備導入化を進め、電力使用量を全体の6割削減。残り4割を
再生エネルギーで作られた電気を他社から購入する事で2050年には
CO2排出量ほぼゼロを目指すそうです。

「トヨタ」
2050年までにエンジンのみで走行する自動車を
ほぼ廃止し、基本的に「エコカー」のみでの
販売目標を掲げている。
「エコカーの販売構成」
HV(ハイブリッド・カー)、PHV(プラグイン・ハイブリッド・カー)7割。
FCV(燃料電池車)、EV(電気自動車)3割の構成を予定しているそうです。

各社共に省電力、省エネルギー化に取り組んでおり、アイシンは部品間での
作業工程で、熱エネルギーの効率的利用化に取り組んでおり、また
豊田合成はLED(発光ダイオード)技術を応用した、
ヘッドランプの開発を目指し、
豊田織機は全てのフォークリフトの電動化を計画しています。

私見。
温暖化対策は人類共通の課題であり、それは人類を含む全生命体、
そして、それらを包括する生態系、すなわち地球全体の問題であると考えます。
ですので、今回の取り組みは国内のみならず、国際社会においても大変、
意義のある事だと思いますし、こういった取り組みは、これからも
ぜひ積極的に進めて頂ければ。と、個人的に思う次第であります。