日常生活にかかせないモノ ボールペンの作り方

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普段の仕事は当然ながら、手紙を書いたり、役所の手続きに必要不可欠なものといえばボールペンですよね。
今回はそんなボールペンの作り方を一緒に見ていきましょう。

ステップ1 インク編

ボールペンの一番重要なもの。それはインクです。
インクは原料となる樹脂、着色剤、溶剤を計測して配合釜にいれて加熱します。
これらが均一になるまでよく混ぜます。
一度につくるインクの量はなんと数100kgにもなるというから驚きです。
ちなみに油性ボールペンで書いた文字は紙を普通の状態で保存すると50年ほどは持つといわれています。
しかし、直射日光に当たってしまうと半年ほどで薄くなってしまいます。
これが水性だったり中性ボールペンの場合、インクの成分が墨と同じ成分なので百年以上持つといわれています。

ステップ2 先端編

次に作るのはチップと呼ばれるボールペンの先端の金属です。
このチップはコイルと呼ばれる針金状と金属のボールです。
コイルをチップの大きさに加工し、表面の部分と内部のインクが通る穴を削ります。
そしてその削った穴に金属のボールを入れて、飛び出さないように加工します。

ステップ3 中芯編

先端部ができたら次はそれをつける中芯を作ります。
プラスティック製のパイプにインクを詰め込みます。
そしてチップを取り付けて中芯を取り付けます。
これらの作業工程は全て全自動化のベルトコンベアーで行われます。
この工程でできた中芯は全てきちんと紙に書くことができるかなどの検査を行い、検査に合格したもののみが次のステップに進みます。
ステップ4 組み立て編

ついに最後の工程です。
出来上がり検査を突破した中芯をボールペンの外装になるものに取り付けます。
ここまできて初めて普段の生活で見る形のボールペンになります。
この工程が終わり、問題がなければ箱詰めなどの製品化ようの包装を行い、製品として出荷されるのです。