「リバース・エンジニアリング」をプラモデルに応用。

プラモつくり
私が学生時代、「ガレージ・キット」が流行ったのです。
ですが、それらは「半・完成品」であり、酷い物になると
「フィギュアの顔の造型が、埋まって顔にすらなっていなかったのです!」
(そんな状態で出荷するなんて、今では考えられませんが、
当時は平気で、そういう商品が売っていました。)

学生だった私たちは、設定画を見ながらレジンキャストを彫刻し、
なんとか顔を再現しました。(これでは一から作っているのと変わらないのでは・・・)
そんな、「ガレージ・キット」が、近年になって
「プラモデル」になって、売っているではありませんか。
これは、いったい何が起こったというのでしょう?
「さっそく密着取材に入りたいと思います。」

3Dスキャンが可能にする、「完成品」から「部品」への、「逆転発想。」

前述した通り、私が当時、小遣い叩いて買って、しかも難しくて作れなかった、
あの「ガレージ・キット」が現在「プラモデルになって」売っている訳ですが、
どうやら、そこには3Dスキャニングを利用した、
「リバース・エンジニアリング」
という工業(部品)製造業の、特殊加工技術が活かされている、らしいのです。

では、リバース・エンジニアリングをプラモデルに限定して
私なりに、構造を考えてみたいと思います。
その概要は・・・

1・造形物を3Dスキャン。
2・凹凸面をCAD(コンピュータ・製図支援ソフトウェア)で反転。
3・CAD上で各部品をパーツごとに分解。
4・ランナー(パーツとパーツを繋ぐ細い枠の事)上に再構築、配置設計。
5・金型用にデータを各種、設定。

ごく大雑把に大別すると、こんな感じになるかと思います。

最後に。
パーツ点数が増えると作るのが大変なのがプラモデルですが、
パーツ点数が多い=造型が細かい。これが
「プラモデル最大の長所」だと、個人的には思っています。