明るさの単位と見え方って?

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季節が冬に近づくと陽が傾いてから急に暗くなり、クルマ通勤の方には対向車のヘッドライトの眩しさにも目がくらみます。

最近はLEDやHIDヘッドライトの普及で白いヘッドライトが目立ちますね。
ノーマルのハロゲン球でもハイワッテ―ジといって「100wクラスの明るさ」などとパッケージに書いてあるものもあります。
(でも「ケルビン」は色温度ですので明るさとは違うのでご注意を。)
さらに、ルクス・カンデラ・ワット・ルーメンと表現もさまざまですので、表示だけではイメージがわかないですよね。

*** 明るさの表現によく使われている呼び方…

カンデラ(cd)・・・ある発光源から1㎡あたりに照射される光の量・強さ(ピンポイント)

ルーメン(lm)・・・ある発光源から360度全体に放射される光の量(周囲全体の平均)

ルクス (lx)・・・1cdより1m地点での明るさ
1lmより1㎡地点での(平均な)明るさ

ワット (w) ・・・これは明るさの単位というよりも消費電力です。

白熱電球が主流だった昭和までの名残りで「ワット」という表示(表現)があります。
今、電機屋さんへ行けば「ルーメン」という表示がメインで「60wクラス」「60w同等」というように表記されています。
60w形の電球は810(lm)、100w形の電球は1520(lm)とも表示されているので「アレ?」と戸惑うかもしれませんね。

ただし「メーカーさんによって」「製品のグレードによって」「色温度によって」と、40wの蛍光灯でも約2700~3700ルーメンという差があるので「wとルーメン」という表現で明るさの対比をするのはなかなかしづらいですね。

LEDもかつては暗い(思ったより明るくない)イメージがありましたが、最近の懐中電灯には大変明るいLEDが使用されています。
30ルーメン~は豆電球クラスくらいの明るさです、ちょっとした探し物などをする時に便利な感じでしょうか。
100ルーメンとなるとかなり明るいです、夜道の足元を照らすくらいならこの程度で充分です。
200ルーメン~はかなり明るいですね、自転車に装着して夜間走行しても問題ない位の明るさでしょう。
アウトドアでも仕事でも充分こなすことができる明るさです。
特にLED球のものは「ワット」ではなく「ルーメン」で決めた方が得策になりそうですね。

マニアの域に行きますと1000ルーメンを越えるものが多く、海外製のものやリチウムイオン電池使用になります。
「普段では使用しないでしょう」ってレベルの明るさというより「眩しさ」ですね。
(リチウムイオン電池は規格とコストが気になるトコロも…。)

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1万8000ルーメンというケタ外れのこの明るさは…日常生活では必要ないでしょう、でもこれを自作するとは凄いですよね。
DNA(デイリィ・ニュウス・エイジェンシィ)様HP