糖度計の信頼度って?

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気候が良くなるとテレビ番組の特集で行楽地での「イチゴ狩り」「メロン食べ放題」などの情報を目にします。
野菜にも果物に負けないくらいの糖度の高い品種がありますよね。

こういった場面では「糖度計」という機器が登場します。
この機器の仕組みとはどういったものなのでしょうか。

糖度計の中でも一番多く出回っているのが「屈折率測定法式」です。
検査対象の液体とプリズムの光の屈折率との差で測定するものです。
構造も簡易にできるそうですので携行できる大きさのものが安価に出回っています。

他にも近赤外分光分析計という方式があります。
この方式では近赤外光を対象食品に照射する事で「近赤外吸収スペクトル」から糖度等を測定します。
この方式は「非破壊検査」なので対象食品を切ったり潰したりというような加工や準備が要りません。

またアルコール類にはそれぞれの比重による測定方法もあります。(※測定成分はブドウ糖に限る)

旋光糖度計という機器では、ショ糖が含まれる液体には光が回転する性質があるそうで、その旋光度(回転率)を測定して糖度を出す方法を使用しています。

「食べずして甘さを知る」ことができれば生産者側もロスが少なく製品(品質)の保証もしやすいでしょう。
消費者も「旬のモノ」を「ベストタイミング」で楽しめるのは最高ではないでしょうか。