発泡スチロールの活用

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レジャーや商用でも発泡スチロール(EPS)の活躍はいろいろです。
軽量で加工もしやすくそのまま緩衝材の役割もしますから利用範囲も広がります。

原料は直径0.3~2mm程のポリスチレン樹脂の粒を使用します。
ポリスチレンはスチレンを基とした高分子の重合体に発泡剤(ブタン・ペンタン)を混ぜたものです。
この樹脂は100℃程のスチームで熱せられ柔軟になっているため発泡剤により膨らみます。
用途に応じた発泡率(5~100倍)にするため、原料ビーズを所定の条件で蒸気加熱するのです。
そして冷めて固まる際に樹脂同士がくっ付き合い発泡スチロールができます。

発泡スチロールは”発泡”というだけあって、多くの気泡のような細かい部屋に分かれています。(独立気泡)
断熱性や耐衝撃性、遮音性などはこの多くの独立気泡のおかげなんですね。

製造の初めには樹脂粒子の圧力安定のため、サイロで約8~24時間の熟成をさせます。
この熟成された樹脂の粒を金型に入れて蒸気で加熱し成型されます。
樹脂の粒は膨張してから冷めて隔着するため、水も通さない密着性ができるのです。

この一連の工程はプラスチック樹脂成型の工程に似ていますね。

用途はいろいろで、梱包材・緩衝材・遮音断熱材にも利用されています。
水を通しませんので生鮮食料品も運べますし、精密機器類もしっかりと固定させたままでも柔軟に衝撃を吸収しながら運搬できます。

ただし薬剤や熱には弱い面があるのは気を付けなければなりません。