吸引ピンセットの活躍

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近年ではモノ自体の大きさがコンパクトになり、その中身には高性能
な部品や機能が満載されています。
その製作にはもっと細かい部品が多く使用されています。

先端が極限まで細いピンセットでも掴めないほどのサイズの部材も多
く使用されているでしょう。
こういう作業には「吸引ピンセット」が使用されています。
これはコンプレッサー等を使用して吸引し、小型の部品をピックアッ
プする便利な道具です。
生物研究、半導体部品・コンタクトレンズなどのピックアップや移動
に使用されています。

「吸引ピンセット」のほとんどは、ペン型の本体で片手でボタン操作
できるものが多いようです。
先端には交換可能なアタッチメント部分があり、作業により交換して
使用できるタイプが多いようです。

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・ノズルタイプでは最小内径0.1mm~の注射針のような先端を使用す
れば、微細・極小のネジなどの部品を的確に取り出せます。

・吸盤のような形状のアタッチメントでは、ガラスやアクリルレンズ
など曲面形状の部品などの取り出しに最適です。

・テフロン製でヘラ状になっているアタッチメントは、CDやアクリル
板やシリコンウェハーなど面積の大きなものの取り出しに適していま
す。

また、植物の種子選別などのバイオテクノロジーの現場や、マウス実
験の際の処置など医療関連の研究にも役立っています。