半導体で血液検査ができる

ilm09_af10020-s

半導体を使用して自宅で血液検査ができるキットが開発されています。
指先に針を刺して出てきたわずか一滴の血液で病気を発見できるものです。

特殊処理された半導体の上に血液をのせる事で、抗体との反応時に起きる電気反応を感知して検査する仕組みです。

半導体上のセンサーでの検査は、約1万数千個の試験管で検査した結果に近い精度です。
アルツハイマーから感染症や糖尿病などの生活習慣病まで調べることができます。
アルツハイマーはその兆しが約10~20年前から出始めているとのことですから、早期にその兆候が発見できれば予防にも治療にも活かす事ができますね。

通常病院などで血液検査をすれば、内容にもよりますが判定が出るまで何時間もかかります。
この検査方法では血液をのせたカートリッジを機械に挿入して送信すれば、検査結果はスマートホンなどに約10分ほどで送られてきます。

愛知県や豊橋技術科学大など産官学の共同研究開発チームにより2015年度までには実用化される見通しだそうです。
一回の検査も100円程度だそうですから、定期的にご家族で利用するのも良いかもしれません。
将来検査キットがドラッグストアなどで売られれば広く普及するかもしれませんね。
こういった技術も一般向けに広がれば、大きなビジネスチャンスになりそうですね。