資源の有効活用の移り変わり

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皆さんは「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」をご存じでしょうか。

・リデュース:非効率又は必要以上の消費をせず、過剰な生産をしないという事で減量化を図る
・リユース:一度使用したものを廃棄するのではなく、「そのまま」又は「使用できる部分」を活用する
・リサイクル:廃棄されたものを、素材・資源として再利用する

このすべてを一つの流れとして取り組む企業や自治体が増えています。

「リデュース」というのは、過剰な生産をしない取り組みを意味しますが、企業活動としては困ったものではないでしょうか。
大量生産により大量の流通が確保されれば、また大量の生産が必要になりますから。
「リデュース」という流れは生産の抑制になるはずですので、製造者側では歓迎できない面もあるのかもしれません。

「リユース」は簡単に言う「中古」と解されます。
聞こえの良さから「リユース」とも言われていますが、今では取引される品物もクオリティが高くなっています。
中古というとイメージからは、「型遅れ」「使い古し」という感じを受ける方も多いでしょう。
現在では流通されている商品の多さから「ほぼ新品」のような状態のものが出回っています。
機能などは問題なく使用・利用できるものばかりなので、深く気にしなければ安心して使用できます。
また、一部の機能・機構のみ再利用して残りは「リサイクル」へと活用する手段にもなります。

「リサイクル」はさかんに口にするキーワードですが、「リユース」に近い存在ともいえるそうです。
積極的に資源として再利用する事も最近では当たり前になっています。

「余分に作らない、簡単に捨てない、再利用しよう」と言いますが、徹底できなければ地域運動レベルとなってしまいます。

洗剤などは詰め替え品を、買い物にはエコバッグを使用したり、過剰包装にも気をつけたいものです。