ミツバチが私たちにもたらしたもの その1

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トーストやホットケーキにかけるハチミツや、絵本や童謡にでてくる働き者、あるいは新幹線の床材や人工衛星のパネルなどなど、働き者の印象があるミツバチから我々ヒトが得たものは多々あります。
今回はそんなミツバチから私たちが得たものを探っていこうと思います。

ミツバチによる生産物は沢山の種類があります。
まず一番代表的なのはハチミツでしょう。
花から得た糖分と水分、ミツバチ自身が持つ転化酵素が濃縮された物質です。
有史以前から甘未として私たちに幸せを分けてくれました。
次に有名なのはプロポリスやローヤルゼリーではないでしょうか。
プロポリスは木の芽や樹液などの植物からミツバチが集めた物質です。
蜂ヤニともいいます。
植物は自身が傷つくと傷口を守るために樹脂を分泌して、新芽などを病原菌から守る働きがあります。
ミツバチはこれを利用してプロポリスを巣に塗ることで巣を菌の繁殖などから守っています。
ローヤルゼリーは働き蜂が体内で合成する物質です。
この物質を食べることができるのは女王のみで女王蜂の体の大きさや寿命の長さはこの物質にあると言われています。
また上記以外にもミツバチが集めた花粉団子も健康食品として食べられています。
これはビーボーレンともアンブロシアとも呼ばれており、乾燥したものが食べられています。
また食品にはなりませんが蜜蝋も重要な資源です。
ミツバチが体内で生産するワックス状の物質でハチの巣の原材料です。
石鹸やクリーム、口紅にロウソク、油絵具なんかに利用されます。

以上がミツバチが生産製造するもので我々の生活に取り入れているものですが、まだまだミツバチから得たものはあります。
後編に続きます。