現実世界にバーチャルを マジックリープ編

マジックリーフ

今年はVR元年だそうで仮想現実に対していよいよ本格的に世界が動いている感じですね。
バーチャルリアリティとは一言で言ってしまえば、仮想現実に没入していくものですが、
もしもその反対にリアルの我々の世界にヴァーチャルな物を呼び出すことは出来ないかというのが今回のお題目であるマジックリープです。
マジックリープはアメリカ・フロリダに本社がある新興企業マジックリープ者が開発を進めている商品です。
同社が開発しているのは「フォトニクス・ライトフィールド・チップ」という技術です。
これは3Dの映像をユーザーの目に直接投影して、目の前にフィクションのオブジェクトを映し出すというものです。
めがね型の端末を装着すれば、スクリーンでなく、例えば自分の手や腕に存在しないなにかしらの物体を投影することができる魔法のような技術です。
2014年10月にはGoogleやクアルコムなどが5億4,200万ドルを出資したと報道され、業界にとっての関心の高さがうかがえます。
では何故にこの技術がこんなに巨額の資金を集められるか。
ただたんに凄いだけではないんです。
この技術が実現すればARつまり拡張現実という概念がより身近になるからです。
まずこの拡張現時とは何ぞやと思う方もいらっしゃると思いますので説明します。
wikipediaでは拡張現、英: Augmented Reality、AR)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉とされています。
よくARの例で取り出されるのは気に入った家具があるとします。
例えばベッドを買おうと思いカタログでその情報をスキャンします。
そしてカメラ越しに部屋をのぞいてみると先ほどスキャンした家具がその機会に移って部屋に置いた際のイメージが容易に出来るというものです。
実際にこのレベルのARはすでに実現しています。
これがもっと発展してスマホでARが出来るようになればスマホがあれば海外の店の看板が和訳されて表示されるなどの利便性があったり、某カードゲームのようにカードのモンスターが立体化して見えるなんてこともあるかもしれません。
まだまだ技術は成熟には程遠いですが、これからさき期待が出来る分野でもあります。