コーヒーについて(薬理作用)

コーヒーについて
私もそうですが最近日本人はコーヒーをよく飲むようになってきているのではないでしょうか。
私の身近な家族でもコーヒーをよく飲むようになったなと実際に見て実感しています。
そんな身近でよく嗜むコーヒーについて調べてみようと考えました。

コーヒーの成分について
98~99%水分です。あとは糖類・アミノ酸とタンパク質・脂質・クロロゲン酸類・カフェイン・トリゴネリン・その他・褐色色素などです。1%~2%中ですが一番多くを糖類が占め、未だその他とされている成分がけっこうの割合であるようです。

コーヒーの薬理作用のある成分について
カフェイン・カフェー酸・クロロゲン酸・タンニン・ポリフェノール・褐色色素・ニコチン酸(ナイアシン)
トリゴネリンという成分があります。
それぞれの成分について簡単な効能を調べてみます。

○カフェイン
興奮作用があり、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があります。
○カフェー酸
ポリフェノールの一種です。リラックス効果、制癌作用、動脈硬化抑制作用があります。
現在も研究されています。
○クロロゲン酸
ポリフェノールの一種です。食後の血糖上昇を抑制する作用、抗酸化作用があります。(糖尿病発症のリスクを低くするといわれます)
○タンニン
収れん作用があります。
○ポリフェノール
植物由来で、抗酸化作用があります。活性酸素による酸化を防ぎます。抗菌性、抗ウイルス活性、抗癌作用、抗肥満作用、脂肪代謝調節作用、口臭抑制作用、抗疲労作用があります。
○褐色色素
コーヒーの褐色色素は特に苦味物質といわれています。
○ニコチン酸(ナイアシン)
水溶性ビタミンのビタミンB複合体の一種です。糖質・脂質・たんぱく質の代謝に不可欠です。循環系、消化系、神経系の働きを促進する作用があります。
○トリゴネリン
神経系に対する薬理作用が研究されています。脳の老化、アルツハイマー型認知症を予防する効果があります。

コーヒーははじめ眠気防止や疲労回復の作用があるとして注目されてきた薬用植物です。
コーヒーには大きく分けて、軽度の習慣性、急性的に働く作用、慢性的に働く作用、制癌作用、抗酸化作用があるとされています。
現在でも特に制癌作用・抗酸化作用が注目されコーヒーは医学・薬学の研究対象になっています。