「エンジニアの魂-スイング・バイを成功させろ-」

ロケット・イメージ画像
(写真のロケットはイメージ画像です)
「ハンマー投げ 室伏広治選手とJAXA宇宙開発局」
室伏アレクサンダー広治選手、41歳。2004年のアテネ五輪では
金メダルを獲得した選手のドーピングにより、繰上げで金メダリストとなりました。
そんな室伏選手にも、自身の投球技術を完成させる過程で、数多くの苦悩と挫折を
味わってきたのです・・・。
ところで話は全く変わりますが、ハンマー投げの投球理論を、「惑星探査機」の
「スイング・バイ技術」になぞらえて
、少し考えてみたいと思います。スイング・バイ!

「スイングバイ航法とは。」(-以下、「トレンドサーチ」サイト様より引用させて頂きます。-)
天体の万有引力を利用して宇宙機の運動方向を変更する技術。
天体の公転運動を利用することで宇宙機を増速あるいは減速することができる。
重力アシストあるいは重力ターン、近傍通過とも呼ばれる。フライバイと呼ばれることもあるが、
これは天体への単なる接近通過を示す場合に使われることが多い。

天体の万有引力(以下、重力と記す)および公転運動を利用することにより、
燃料をほとんど使わずに軌道を変更し、速さも変えることができるのが特徴である。
このため、宇宙探査機を惑星や太陽系外へ送り出すためによく使われる。
スイングバイを初めて使用した探査機は水星探査機マリナー10号であり、
1974年2月5日に金星を用いたスイングバイによって太陽を約半年(水星の公転周期の約2倍)
で周回する軌道に乗り、水星へと向かった。

スイングバイは燃料に頼らず速度を変えることが可能なので、
ロケットや探査機に搭載する燃料の節約になり、同じ総重量の探査機であれば、
そのぶん多くの機器を搭載することが可能になる。
黄道面に対する傾斜角も変えることができるため、
アメリカ航空宇宙局と欧州宇宙機関による太陽極軌道探査機ユリシーズでは、
太陽の両極を観測するために使われたこともある。このときはいったん木星に行き、
1 回のスイングバイで黄道面からほぼ直角に方向を変えて太陽の南極側へと向かった。
(-以上、引用させて頂きました。-)

解説:「これが「室伏選手」と「地球」の違いだ!」
1・室伏選手は地球上に立っている。/地球は宇宙空間に存在している。

2・室伏選手は卓越した投球技術でワイヤー先端上の鉄球を、回転加速によって生じる
遠心力を、そして角度を調節し、絶妙のタイミングで離す事により、飛距離を出す。
(投球後の雄叫びは、「任意」だそうです。)

/宇宙スペース上の地球は自転しており、その自転軸には「静止した重力場」
存在する。探査機を宇宙空間の外側から地球の自転方向の軌道に乗せ、
「静止した重力場」に引っ掛け、その自転による重力磁場から発生する遠心力を
利用し加速させ、すっ飛ばす。

大雑把に、こんな感じだと、思います。(多少、違うかも知れませんが。)
「室伏広冶選手、41歳。今後も、ハンマー投げを極めていく覚悟です。」