「ティーバッグ」袋自体の性能と使い勝手

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ゆったりできる時間を作るためには、簡単に淹れられることも大事ですね
夏でも冬でもティーバッグでお茶(紅茶、麦茶、緑茶など)を入れたり、料理なら「出汁」をとったりします。
ドリップ式ならコーヒーも入れられますね。

始まりはお茶の貿易の際に布の袋に入れたものを取引先の方がそのまま煮出したことから始まったとされています。

*** 「ポイッ!」と投入で使える…
今でも四角いティーバッグはよく見かけますが、最近はナイロン製の三角形(ピラミッド型)のものもあります。
ちょっとお値段の良い紅茶などに使用されていますが、お湯の中でも三角形のままでよく成分が抽出されるように思えます。

パルプなどを使用した紙・繊維製のものや、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどを使用したものが主流となっています。
(ポリエステル製品は水濡れ時にも性能に変化が無く安定して使用できる特長があります。)

材料を問わず「メッシュ(網状)」「不織布」という製造法で効率的・高機能な製造ができて便利です。

ポリエステル繊維で作られたティーバッグは「紙」でできたものに比べ「使用時の独特のニオイ」が抑えられるといわれています。
鼻の良い方にはわかる「紙臭」といわれるものらしいのですが…
また、ポリエステルやナイロン繊維で作られたティーバッグでも「独特なにおい」があるという方もいらっしゃいます。
ナイロン製のものは比較的高い温度には向いていない面があるということは広まっています。

いずれにしても、グツグツと派手に煮ない限りめったに「型崩れ」「破裂」などは起きない強さはあります。

*** 使い勝手よりもクオリティは?…
内容物の細かさにより「不織布」「化繊」と使い分けられるようです。

メッシュタイプのものは、内容物からの抽出の良さがよく分かります。
三角形のティーバッグは、従来の四角のものよりも広がりが大きく視覚的にもよく見えるので内容物(質や量)の把握も可能になりました。
これにより内容物(お茶の葉など)の粉砕度合いもチェックできるので、より質の良い原材料を使用することができました。
ただし三角形のまま維持するには紐が付いていてしっかりと位置がキープできていなければなりません。
(吊るしておくことがポイントになるのです・・・高級感もあります)

不織布製のものも便利で丈夫な加工方法です、細かい内容物を使用しても従来の「紙製」のものよりも浸透(抽出)する時間が早く、
多くの材料を使用する「出汁パック」など細かく粉砕された内容物にも対応できるのが特徴です。

問題点として “大変安価” な「お茶や出汁パック」などがあります。
内容物が細かく粉砕されているせいか「目の細かい」バッグに入っています、目が細かいだけに「しっかりと成分が出きらない」こともあるようですね。
逆に、結構高価な「紅茶」などのメッシュタイプのティーバッグは内容物の「大きさ」「量」の違いが確かに見て分かります。
使い終わった袋を見れば中身の状態がわかるので、見た目での “使用感” は充分でしょう。

最近では「土に返る樹脂」を使用したティーバッグ・フィルターも登場しています。
「コーヒー」「紅茶」にこだわっていらっしゃる方は、「茶葉」「豆」以外にもこういったアイテムにも気を配っていらっしゃるのでは?