ミリ波レーダーとカメラセンサーの組み合わせ

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歩行者や自転車の方のルール徹底も叫ばれていはいますが、自動車のドライバーさんへの負担は大きいものです。
自動車の安全補助装置の登場はドライバーの負担を減らしてくれます。

*** レーダーとセンサーの合わせワザ…
自動車の安全補助装置で使用されている感知システムには「ミリ波レーダー」「カメラセンサー」が多いということです。

ミリ波レーダーはその名の通り「1mm~10mm」の電波を照射し、反射されて返ってきたデータを分析するものです
そこへカメラによる認識システムを組み合わせることで「状況の把握」と「計測・判断」をして警告・処置をするものです。

自動車での安全装置へ求められるものに “移動している物同士の認識” が必要になります。
「ミリ波レーダー」を使用するには理由があります。
ミリ波は「波長が短く」「電波が直進しやすい」性質があります。
また「ミリ波」は照射~反射の到達距離が短いのですが自動車のレーダーとして使用する場合に必要な百メートル程の近距離での使用はクリアできます。
全体の装置がコンパクトに設計・製造できるのも特徴の一つです。(自動車のデザイン性を損なわない)

電波の照射による自車速度の把握、障害物・先行車の有無の検知、それらの距離・速度の計測などによる処理が行われます。
その際にも緩やかな波長というよりも鋭いレーザーのような照射を必要とします。
それは使用環境(雨天時、降雪時、濃霧時など)による検知のムラを生じにくいのも特徴です。

ドップラーセンサー:物体の動きの検知を目的として使用されています。(移動方向や速度など)
照射~反射までの時間の長さで距離を、電波の強さで対象の形状(幅や大きさ)を検知します。

*** 照射~検知までの試行錯誤など…
レーダー波も出せば勝手に帰ってくるわけではなく精度の高い検知には工夫が必要です。

・固定角度の照射板の角度を変えながら検知する方法…角度を常に変える構造が必要があり処理速度も遅くなる
・レンズによるレーダー波の拡散照射での全体把握・・・演算処理によりマイコン部への負荷が大きくなります

一朝一夕という訳にはいかないものなんですね、素人考えではレーダーを過信しすぎてしまいそうです。

ミリ波レーダーの導入には「コスト」「装置の小型化」が課題でありましたが、C-MOS IC・センサーのコンパクト化や低コスト化のおかげで広く普及することができました。
いち早い検知だけでなく「アシスト機能」での補助が過信しすぎの人間の変わりにブレーキをかけてくれるのですね。