「マット(ツヤ消し)塗装」へのこだわりって何でしょうか?

無題
[写真/左:ピカピカの通常塗装、右:ツヤ消し塗装]オーナー様のこだわりが出てきます。
近年は「若者のクルマ離れ」という言葉を耳にしますが…そうでしょうか?
通勤・買い物、ちょっとしたお出かけなどでも都市部から離れればクルマはより必要になってきます。

若い頃はワックスがけやコーティングなどでピカピカにしてましたが最近は「ほったらかし状態」です。
このままでは「塗装状態は劣化していき」最終的には「マット塗装車」になってしまうのかも…?

*** ピカピカ塗装とマット塗装で違うトコロとは?…
見た目だけでいえば「ピカピカ」のほうがキレイに見えるでしょう。

マット(ツヤ消し)塗装は、
・汚れが付着しやすい
・手入れの仕方次第では”劣化が速い”(ツヤありに比べて)
・「塗装した」感があまり得られない(ような気がする)

しかし、「どうだ!!」的なピカピカはキライな方にはピッタリかもしれません。
クルマではなく建物の外観塗装で考えてみてください。
「ピッカピカ」「ツヤツヤ」の外壁…言われてみればなんとなく落ち着いた塗装のほうが良さそうですよね。

*** 使いドコロもある…
今では塗料にも「ツヤあり」「5分ツヤ」「3分ツヤ」「ツヤ消し」というようなタイプがあるそうです。
落ち着いた和風建築には「ちょっとツヤ控えめ」のほうが似合いますよね。

ツヤありの塗料は塗りたての際には「耐久性」も高いですが、使用する場面によっては2~3年も経てば劣化もしてきます。
メンテナンスにも費用がかかりますが、マット塗装は工程がちょっと少ない分コストカットにもなるそうです。

また「ツヤあり塗装」では表面が水濡れしている時など「滑りやすい」という点もあります。

医療現場やモノづくりの現場でも「光線の反射」がカギになるコトもあります。
透過性フィルムやセンサーなどのデータのやり取りなどには反射も必要になります。
反対に反射を「可能な限り抑えたい」という場面もあります。

携帯(スマホ)・パソコンのモニタなどへの光の映り込み防止(低減)、視認性向上のアンチグレアフィルムも身近で活躍しています。

自動車の塗装といえば「ピカピカ」が主流ですが、クルマ好きな方の中には「”あえて”ツヤ消し」というこだわりを持った方もいらっしゃいます。
その特徴でもある凸凹のある塗装面のメンテナンスにはテクニックも必要でしょうね、でも磨き甲斐(?)もあるのでしょう。