「クッキングシート」はキッチン以外でも大活躍ですよ。

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スイーツ男子でなくとも疲れたときには「甘いものがほしいな~」というときもありますよね。
レシピも材料もすぐ手に入る時代ですので、男女問わず自分で作られる方も多いですね。

そんなときに大活躍なのが「クッキングシート」
クッキングシートは耐熱性に優れていて直接火を近づけなければ発火しにくく、水に溶けることもありません。
アルミホイルで代用できても「アルミから剥がせない」「剥がせてもアルミが破れてついたまま」と失敗してしまうコトも…。

*** あれば便利なクッキングシート…
「空気は通すが水分は通さない」というシーンで大活躍のクッキングシート。
不織布ペーパーの表面にシリコンやテフロンの表面加工がされているものが主流です。

台所では「お菓子作り」「落しぶた」「焼き物」などに使用されています。
250度のオーブンで連続で約20分程度の高温使用も可能です。
これは高温によりより多くの繊維を取り出し、圧縮して密度も高くなっている「グラシン紙」なので耐熱性にも優れている

実際シート自体が「焦げっぽい」色合い(?)になりますが燃えることはありませんでした。
通気は良いが油分を通さない特性で、肉や魚を焼く際には煙が出にくくなりますから助かります。
紙製品ですのでシートを切り分けて「かき揚げ」の具材をのせてそのまま油へ投入することもできます。

そういえば一昔前の「クッキングシート」と呼ばれていたものはパラフィン紙が主流でした。
*** パラフィン紙とは…
「トドマツ」などの針葉樹のチップを細かく砕いた原料を、約150度の二酸化硫黄水溶液中のオキソ酸などにより非繊維質を取り除き、ローラーにより圧縮した高繊維質のグラシンという紙に、石油製品の精製過程で取り出される「パラフィン」を塗布・含浸させたものをいいます。
表面はツルツルしていて接着することは困難ですがその分「耐水性・耐油性・耐熱性」といった高い性能を持っています。
現在は、グラシンの製造過程に排出される廃液の処理も難しく、またシリコン製の調理グッズの台頭や調理機器類の進化もあり以前に比べ需要も減少したため生産も少なくなっています。

クッキングシートも使い方次第では、モノづくり(大げさですが)「接着剤使用時」「塗料使用時」などにも重宝します。
乾燥するまで放っておいてもくっつかないので工作好きな方にもオススメな利用法ですよね。
トレーシングペーパーのように下絵をなぞっておけるので「陶芸」などにも使えるのでは?
2液式の接着剤の混ぜ合わせにも使えてそのまま捨てられますので便利ですよ。