「SNS」は製造業の守備範囲を広げられるか?

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今やネットの世界でも口コミで拡散する情報は、「ほとんど無料で広告できる」宣伝媒体として企業も活用する傾向にあるのではないでしょうか。

顔写真は掲載されていても「実際のトコロ技術力はどうなの?」「文章から受ける印象と違う対応じゃないの?」と不安要素はつきものですよね。

これまでも自社ホームページへ「You Tube」を介して、作業内容などの紹介動画をアップして技術力への信頼を持ってもらおうというアピールもしている会社はたくさんあります。
そこへ「SNS」という交流の場が持てれば「技術力の向上」「顧客層の拡大」「信頼獲得」などのメリットも増えてきます。

特定の業種間での交流サイトを立ち上げてネットワークを作る方々も多いようです。
顧客様からの発注も信頼を持って応えることができるのも特徴になります。

ある企業ではSNSを活用した営業において新規顧客の開拓も順調に伸ばしているそうです。
ホームページで企業の技術力・設備の状況などを調べて、SNSで担当者の顔も意見もしっかりとリサーチすれば契約へと順調に進んでいくそうです。
顧客様からのご依頼もSNSを介したやり取りで信頼関係も築けているので注文の確定までが速いのも特長になります。

作業の工程などのうち「特殊な加工」「専門施設が必要」な場合でも近隣の事業所との連携を持っていればスムースな流れが出来上がります。

特に製造業分野ではユニットごとの製造製作に特化している事業所様も多いと思いますが、同業者間・異業種間などとの交流があればそれぞれの得意分野へと連携が繋がって「外注への依頼」や「社外品の手配」などといった煩わしさも解消できるのではないでしょうか。

また、作業中によくある「トラブル」や「疑問に感じる事」は “即解決したい!” のでは?
今までは企業ホームページへ問い合わせなどのメールを送ったりしても、時間がかかりますし重要なポイントにうまく辿りつかないこともあるのでは?
SNSで交流があれば「担当者にダイレクトに質問できる」でしょうし、その対応も「スピーディー」になるはずです。
また同業他社の方と技術交流が持てれば自社のレベルアップにも貢献できるのでは?

こうしたネットを介した交流には “オフ会” なるものもあります、直接集まって飲食を共にしたりすることで同業他社との情報のやり取りや、異業種間との繋がりを築きあげる事ができるのも最大の魅力です。

どんなに高度な技術社会になっても「人対人」の絆というものには敵わないですよね。