「コーティング」でクルマをキレイにするのもコツが要ります

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レジャーに通勤にクルマを使用している方にはメンテナンスのほかに洗車やワックスがけなどお手入れも必要ですね。

私のような古い世代(昭和)には、ワックスといえば「ピカピカ」「水玉コロコロ」というイメージがありますが、同時に「面倒くさい」「疲れる」という面も…。

今では簡単に洗車しながらワックス効果が発揮されるものから本格的なものまで売られています。
さらに「水玉コロコロ」から「親水性」というコーティングまでユーザーによって選べるようになっています。

*** コーティングの仕上がりも性質があるます…
親水性・・・水を取り入れやすく、混ざりやすくする性質
有機化合物を原材料に配合することで分子レベルでの親水性を持たせるようにしたものです。
この性質で施工すると、水滴はどんどん大きな水の集まりとなって流れていきます。

撥水性・・・水滴とコーティング面との接触角度が大きくなる事で水滴の形状を維持させるもの
ワックスといえば「水はじき」ですね、みなさんも撥水性を重視されているんではないでしょうか。
この効果は脂分が水をはじく性質を利用したり、分子結合(重合体)「ポリマー」による水はじき効果で撥水します。
水滴の一粒一粒が弾かれている状態で流れていきます。(当然くっつけば大きくなりますが)
「撥水」「超撥水」「滑水」と水がはじき飛ぶほどのコーティングもプロの技で可能になっています。

*** コーティング剤にも種類があります…
油脂系・フッ素・シリコン・ガラスなどコーティング剤の種類もいろいろとあります。
施行の為の準備ややり方もそれぞれでキチッとやらないとちゃんとした効果が得られません。

油脂系:
ワックスといえばこれでしょうね、蝋を主な原料としたもので塗り広げ乾いたら拭き取ります。
コンパウンド入りのものがあったり、カーシャンプーとして使用すればそのままワックス効果が得られるものまで…。

フッ素・シリコン系:
有機化合物による被膜形成でコーティングするものです、薄く硬い被膜を形成するので油脂系よりも長持ちします。
しかし、洗車・鉄粉除去などといったしっかりとした下処理が必要になります。

ガラス系:
石英(クリスタル)と有機溶剤や撥水剤を原料とした、フッ素・シリコン系の被膜よりも長期硬化するコーティングです。
ただし素人が施行するにはきちんと下処理をしたうえで、徐々に作業をすることがポイントだそうです。
プロの方は薄く均等にコーティング剤を塗布しヒーターで硬化させるそうです。

どの種類のものを使用するにしても作業には順序というものがあります。
期待される効果を発揮させたいのならしっかりとした準備と手順を守る事が必要ですね。
と、いうと何か仕事の延長みたいになってしまいそう…。