「トランジスタ」の登場と生活の向上

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現代社会には欠かせない電子機器類もかつてはとても大がかりな「装置」でした、トランジスタは小型化に拍車をかけた存在です
青色発光ダイオードの発明によるノーベル賞受賞で日本は沸きました。
これまでにも「トランジスタ」という生活の質やスピードを大きく変える大きな発明がありました。

電子工作などの好きな方や詳しい方には「トランジスタ」の事はもういろいろとお詳しいでしょう。
名前や実物を見れば「あっ、コレコレ」というくらいの方にはサッパリわからないものです。
ちょっと「トランジスタ」というものをみてみましょう。
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トランジスタは「ゲルマニウム」や「シリコン」でできています。(ガリウム砒素を原料とするものもあります)
当初「ゲルマニウム製(PNP型)」のものが多かったのですが、今は「シリコン製(NPN型)」が主流となっています。
本体は「エミッタ」「ベース」「コレクタ」と主に3本の端子によって構成され、用途としては「スイッチ」「増幅」といった役割に使用されています。

各端子はN型半導体、P型半導体で構成されています、並び方によって…
「エミッタ(N型)」「ベース(P型)」「コレクタ(N型)」=NPN型トランジスタ
「エミッタ(P型)」「ベース(N型)」「コレクタ(P型)」=PNP型トランジスタ
といったような配列となります。(バイポーラトランジスタの場合)

基本的にN型はマイナスP型はプラス極性を持っています。
一般に「トランジスタ」というとバイポーラトランジスタのことをいいます。
また「ユニポーラトランジスタ」というタイプは「一定の電流を流す」という特性を活かして、定電流素子として使用されます。(ダイオードのような「逆流防止」の整流効果は無い)

またトランジスタには、
光によって電流を制御する「フォトトランジスタ」光センサに使用されていたり、大電流・高負荷にも耐えられ大型装置にも使用できる「サイリスタ」もあります。

1948年に発明され1956年にノーベル物理学賞を受賞した「トランジスタ」により、全ての電子・電気関連の製品に革命が起きた事は確かです。
身近な製品でも性能の向上、製品自体の小型化、省電力化、さらに操作する側の利便性も大きく変わりました。
さらに今回の「青色発光ダイオード」の登場により、さらに豊かな生活空間がもう実現しはじめています。