ロジック半導体

ロジック半導体は、デジタル信号を処理し、意思決定や演算を行うために使用される半導体デバイスの種類です。自動車、産業機器など、様々な電子機器に分かれています。ロジック半導体は、以下のような主要なカテゴリに分類されます。

1.プロセッサ(CPUやGPU)

コンピューターやスマートフォンの中心的な役割を果たし、と思われる計算を高速で処理します。CPU(中央処理装置)や GPU(グラフィック処理装置)はその代表例です。

2. ASIC(特定用途向け集積回路)

特定の機能を実行するために設計されたカスタム半導体です。例えば、通信機器や暗号化処理のための専用チップなどが該当します。

3. FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)

変更可能なハードウェアロジックを持ち、後からプログラムによって機能を変更することができるチップです。開発・プロトタイプ作成や、用途によっては製品としても利用されます。

4. SoC(システム・オン・チップ)

複数の機能(CPU、GPU、メモリコントローラー、I/Oインターフェースなど)を1つのチップに統合したもの。スマートフォンなどのモバイルデバイスに広く使われています。

用途

ロジック半導体は、基本的にはデータ処理制御の役割を果たし、デバイスやシステム全体の「頭脳」として機能します。スマート家電や自動運転車など、最近のIoT(モノのインターネット)技術にも大きく貢献しています。

これに対して、メモリ半導体は主にデータを一時的に記憶するために使われ、データの処理ではなく、保存に重点を置いています。

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