畜光技術で明るく安全に。

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写真は「N夜光(ルミノーバ)」使用のゼニス社の時計。

小さい頃、父親の腕時計の文字盤に懐中電灯の光を当てて、暗い部屋でその光を見たものです。
そういう思い出のある方もいらっしゃるかも知れません。

この畜光(発光)は1900年始めころに発明されたものだそうですが、放射性物質であるラジウムをした塗料が当時は使われていました。
近年では人体や地球への影響が考慮されて使用が中止されました。

アルミン酸塩化合物が主な成分で、これに賦活剤(希土類元素)を加えて焼成したものが、根本特殊化学株式会社の高輝度蓄光性夜光顔料といわれる「N夜光(ルミノーバ)」です。
「N夜光〔英名=ルミノーバ〕」の、”N”は社名である根本の頭文字であり、NEW(新しい)・NATURAL(自然に優しい)という意味も含まれていま。
「N夜光(ルミノーバ)」は従来の夜光塗料などに比べて、初輝度で約10倍・残光輝度で約10倍の明るさを発揮します。

*** 「高輝度蓄光式避難誘導システム」の提案 ***
事故や火災・自然災害時には避難が必要な場面が多く発生します。
そういった時には即時に避難経路への誘導が必要となります、従来のバッテリー式のシステムでは配線にトラブルが起これば致命傷となりますし、そういった際に全ての標識・標示が機能する保証もありません。

そこで高輝度蓄光式「ルミノーバテープ」を使用した、ルミノーバ高輝度蓄光式誘導標識が提案されています。
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システム運用には電力を使用しませんから、停電・断線により動作が中断するという心配はありません。
高輝度蓄光式屋内避難誘導システムは明るいときに光を溜めておき、暗いときには即時発光します。
これならいざという時には、人々を安全に誘導することができます。

設置には配線の工事も必要無く、どんな場所へも取り付け可能で、イニシャルコストも削減できます。
さらに作動などにも電力などが不要ですから、ランニングコストが一切かかりません。
また、機器類ではないので故障・部品の交換などのメンテナンスもほとんど要りません。

このように電力も必要無く、放射性物質も使用しないため地球環境や人体にも優しく運用できるモノです。
もちろん太陽光や室内光などの利用でいざという時には発光しますからCO2も排出されません。

最近では時計の文字盤や機器類の計器等に使用されています、「そういえばあの頃と比べると明るいなぁ…」って思いませんか?

詳しくは、根本特殊化学株式会社

※「N夜光」「ルミノーバ」は日本国の登録商標です