冷たすぎて触るとキケンな「ドライアイス」の製造

58f2dfa21c79453402468fcd438bd8e2_s
ドライアイスでスモークを、でもこれはさすがに多すぎる…
先日スーパーで買い物をした際、レジの隣にドライアイスの自動販売機があるのに気づきました。
商品を詰めたレジ袋をセットして20円を投入してボタンを押すとドライアイスが噴射されるものです。
食料品の鮮度をなるべく落とさないようにするためには大変助かります。

*** ドライアイスの特徴…
ドライアイスは炭酸ガスの固まったものでマイナス80℃の氷の塊のようなものです。
このドライアイスを作るには完成重量の約500倍もの炭酸ガスが必要になります。

炭酸ガスを弱い圧力からだんだんと強い圧力をかけて圧縮していきます。
しかし圧縮された炭酸ガスは元に戻ろうとして約130℃という高温になってしまいます。
そのため不純物の洗浄は同時に冷却という意味もあります。

この洗浄作業後はシリカゲル(ケイ酸ナトリウム)によって水分と余分な成分の吸着をします。
そして「フロンガス」によって冷却していくことで「液体」にします。
さらに「液体」の炭酸ガスはパウダー状にするためタンクに送り込まれます。
この際にガスになっていくものと固体になるものに分かれます。
ガスになったものはまた圧縮作業へと戻ります。

個体になったものを圧縮して成型すると、あの「ドライアイス」となるのです。

*** ドライアイスの活用…
ドライアイスといえば「スモーク」の演出が有名ですね。
遺体の安置にも棺の中に詰められていますし、また先述のように食品の鮮度維持のための冷却や医療にも使用されています。
(おできなどの冷却による治療に使用されるのです)

水をかけたり入れたりすると白い煙が発生します(スモーク演出)ですがこれは固まっていた二酸化炭素が気体に戻るのですが温度が低いため水蒸気が煙のように見えるのです。

以前「デング熱」がニュースになった時も “蚊” の捕獲器にドライアイスが使用されていました、蚊は二酸化炭素に反応するのでこれを利用したものです。
さらに「自動車」「ゴム・プラスチック製品」「塗装」「金属加工」などの作業時での “洗浄” “塗料や粉体の回収・処理” に使用されることもあります。
パウダー状のドライアイスを噴射して「洗浄対象に付着した汚れ」や「飛散している粉末」などを浮かしたり吸着したりして落とします。

そんなにカンタンには「ドライアイス」を入手することはできませんので “いい加減な取り扱い” はしてはいけません。
直接触れると冷たすぎるせいか「やけど」のような感覚を受けますが、これは皮膚組織下が “凍傷” になってしまうものです。
普段なじみのない方が実験感覚で取り扱う際には注意が必要なモノでもあります。