電子部品の安定性は欠かせないものです

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現代の社会には電子部品を使用したモノが無ければマヒしてしまうほど活躍しています。
こういった電子部品に詳しい方なら自作でいろいろな機器類まで作り上げてしまうのでしょうね。

*** 電子部品に求められる要素…
かなり初期の頃では「真空管」のように何かの中に素子が収められている構造のものが主流でした。
そういった部品が集まれば装置自体も大きくなってしまいがちです。
しかし鉱石(レアアース・レアメタル)などのように「小さく」「作動時の発熱も少なく」「反応速度も速い」というのは画期的です。

私のように電子の分野に疎い者でも「抵抗」「トランジスタ」「コンデンサ」くらいなら見た事くらいですがあります。
それぞれの動作は別として、こういった部品単位でも大きさや機能の向上は近代の生活にも大きく影響を与えたものです。

*** 始めは…
初期の頃の電子部品は動作を安定することも一苦労だったと聞きます…
・ガラス管に収められたものでしたら「破損」も気をつけなければならない
・温度や振動(落下による衝撃)など外的なものにも影響を受けやすいという不安定要素
・作動させると発熱するので冷却させる装置も必要になる
・製造段階で使用部品一つ一つの性能のバラつきも全体の精度に関わる
など…
あまり良いことを書いていませんがこれを「味わい」として楽しむ愛好家の方もいらっしゃいます。

*** 電化製品、機器類の進歩…

①:電子部品を使用した機器類の作られ始めた頃(かなり昔…)では基盤に実装するという概念は無く、部品の電極や  ケーブルに直付け  があったそうです。
  つまり “空中配線” といわれる状態、これではコンパクトな筐体には納まりきれませんよね。
  また部品への衝撃や振動、発熱対策など問題点もいっぱいある状態です。

②:トランジスタやコンデンサの登場により「真空管」のような部品も小型化・量産化され安価に使用できるようにな  りました。
  基板にこれらの部品を実装する仕組み(実装の自動化)もできて小型化された製品が出回るようになります。
  穴の開いた基板に部品の足を挿していくスルーホール時代

③:さらに基板の構造も多層化され、部品もチップ状のものが現れ実装されていき、どんどん小型化されていきます。
  性能は過去の部品類に比べればはるかに向上し、耐久性や作動時の安定性も確保できるようになりました。

※ 音楽で言えば、①は50’s・60’sオールディーズ世代、②は80年代テクノ世代、③はDJ・ボカロなどハイテクモバイル世代とでも言いましょうか…

シリコン(ケイ素)やゲルマニウム・ガリウムなどの素材も質がよくなり出来上がる部品も安定した品質が得られます。
これらは他の分野でも同じでしょう、「材料」「工具」「管理」により安定した高品質の製品が安定供給できるはずです。

電子部品も「導体・半導体・絶縁体」とありますがこれらは現代の社会生活では必要不可欠な存在です。
ご高齢の方が「こういうのはわからない…」とモバイル機器などを見て仰いますが、ご苦労をされてこられた昭和の頃だってテレビもラジオもあったでしょう、クオリティは違えど電子部品は使用されています。