いつも飲んでる「水道水」、さらなる浄水技術と多分野での利用

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私たちにとってもっとも大切なもののひとつに「水」があります。
わが国ではあたり前のように「安全」で「安価」で「豊富」に使用できます。

他の国では口にするには危険な水でも生きるために摂取している人たちもいるのですが。
浄水という技術がいきわたればこういった事情も解消されるのでは?

*** あたり前のように使用している「水道水」…
・水道水の浄化
ダム(取水池)や河川から取り入れた水は最初に「沈砂池」で重く沈殿しやすい砂などを除去します。
ポンプで汲み上げ次の「沈殿槽」で薬品による浮遊物除去をします。
さらに細かい砂の層を通して「ろ過」します。
「塩素」による消毒・殺菌をして「浄水池」に一時貯留して品質管理をして一般家庭などへと送られます

※ ダムの役割として、水道水確保・農業用水・工業用水の確保、電力発電、河川の流量調整による洪水被害の回避があります。

*** さらなる浄水…
みなさんも「浄水器」をご利用されているという方もいらっしゃるでしょう。
この浄水器を使用することでのメリットのひとつとして「トリハロメタン(※1)」の除去にあるのではないでしょうか。

※1 トリハロメタン—人体に取り込まれると “腎臓・肝臓への障害” や「発がん性」「催奇形性(※2)」の危険性がある物質
※2 催奇形性 ...(生物の組成段階)胎児などに対して奇形を発生させる作用の事で、主にサリドマイドやダイオキシンは注目を浴びました

浄水器のフィルターの性能により(通常ろ過・中空糸フィルター・活性炭など)除去できるものが多く、逆浸透膜効果を利用すれば「独特のニオイ」も除去できるそうです。
今では「浄水」というよりも「整水」というレベルですが “電解還元” や “アルカリイオン” などといった技術で水の質をも調整しています。

こういったキレイな水は工業目的としても、
・メッキや表面処理加工
・半導体や光ディスク、フィルム素材の洗浄
・製薬事業や医療用品への使用
・食品加工時の洗浄用や加熱処理用
・印刷用
へと使用されています。

特に食品・化学・製鋼・印刷といった分野で多くを占めていて、使用目的も「冷却」「洗浄」「原材料」の順で多く使用されています。

水道水の利用目的では一般家庭でも事業所でも「水洗トイレ」での使用は共通して一番多くみられるものです。
たしかに「水」は「冷却」「洗浄」「原材料」とマルチに使用できるミラクルなものです。
(冷やして、洗って、そのものが材料となるモノって他には見当たらないのでは???)
あたり前ではなく感謝して大事に使用したいものです。