ナーブス曲面 ナーブス曲面(NURBS:Non-Uniform Rational B-Splines)は、コンピュータグラフィックスやCAD(コンピュータ支援設計)において広く使用されている曲線・曲面の表現方法です。以下はナーブス曲面の特長です: 柔軟な形状表現: ナーブスは直線から複雑な自由曲面まで、多様な形状を正確に表現できます。 正確な制御: 制御点を使って曲面の形状を調整できます。これにより、ユーザーは曲面のローカルな部分を正確に操作できます。 非均一性: ノットベクトルを非均一に設定できるため、特定のエリアに対する詳細な制御が可能です。 有理性: 重みを使って曲面の形状をさらに細かく制御できます。これにより、円や円弧のような円錐曲線も正確に表現できます。 スムーズな接続: 複数のナーブス曲面を滑らかに接続できるため、大規模な複雑な形状を一貫した滑らかな表面として作成できます。 階層的な細分化: ナーブスはサブディビジョンサーフェスや他の多くの細分化技法と互換性があります。これにより、異なるレベルの詳細度でモデリングが可能です。 計算効率: パラメトリックな形状表現により、レンダリングや変形の際の計算が効率的に行えます。 標準化: ナーブスはIGES、STEP、ACIS、Rhinoceros 3Dなど、多くの業界標準フォーマットでサポートされています。 これらの特長により、ナーブス曲面は自動車、航空宇宙、建築、製品デザインなど、多くの分野で利用されています。 複雑なNURBS(非一様有理Bスプライン)曲面の3Dレンダリング画像です。滑らかで流れるような曲線と、曲面に影響を与える制御点およびメッシュグリッドが示されています。 <3D計測とは> Tweet