送風機部品のCAD化

送風機部品の現物データからCADモデリング

気体を吸込み、吸込んだ気体を圧力を上昇させ、吐出し口から吐出す送風機の部品の3Dデータ作成。

①送風機部品を3D計測 ②計測データからCAD作成 ③リバースエンジニアリングデータ作成001-process

<送風機部品 >
◆動力の供給を受け、気体に運動エネルギーを与えたり圧力を高めたりする流体機械。
◆気体を吸込み、吸込んだ気体を圧力を上昇させて、吐出し口から吐出す送風機。
◆羽根車,ローターなど の作動部分が,外部から吸い込んだ気体に圧力 速度を増加させる。
◆送風機と圧縮機の違いは、圧力の上昇値の違いで分類される。
◆100kPa以下の圧力上昇値のものを送風機。100kPa以上の圧力上昇値のものを圧縮機。
◆羽根の内側から外側へと見たときの向きが、回転方向と同じ方向を向くのが前向き羽根。
◆羽根が半径方向を向いているのが径向き羽根。
◆内側から外側へと見たときに、回転方向と反対向きになる羽根が後ろ向き羽根。
◆送風機部品の現物⇒ 3D計測 ⇒送風機部品3D・CADモデルデータ作成 CADデータベース化

 

<用語 >
ターボ形送風機・・・後ろ向き羽根の送風機。渦巻き状のスクロールケーシングが無くても送風が可能。
斜流送風機・・・羽根車部分の流路が回転軸に対し一定角度で傾斜,気体も同方向に流れる。
ベーン送風機・・・入口に設置される風量調節用の羽根。ロータの回転とともにベーンも回転し圧送する。
遠心送風機・・・羽根車が 渦巻形ケーシング渦室内の円周上に多数の羽根を 取り付けた送風機。
プロペラ送風機 ・・・飛行機や船に装備され、原動機から出力される回転力を 推進力へと変換する装置。
軸流送風機・・・ パイプ内に設けた回転翼により,気体を回転軸に平行な方向に送る装置。
軸流圧縮機・・・回転翼の前後に生じる圧力差を利用し、気体を連続的に圧縮する装置。
多翼送風機・・・軸方向に長く半径方向に短い羽根を多数、備え付けている。シロッコファンとも呼ばれる。