3D計測事例|電子機器冷却ファン

電子機器冷却ファンのリバースエンジニアリング
電子機器には強力なファンが数多く使用されています。高風量・高静圧でありながらも,騒音と振動を低減したファンの研究などにリバースエンジニアリングデータが役立ちます。

ATOS非接触光学式3Dデジタイザを使用して3Dデータ化
ドイツGOM社製測定システムの工業向け非接触光学式3次元スキャナーATOSシリーズを使用します。 高精度の3Dデジタイザ、高精度の再現性が可能です。ATOSは物作りの業界において、デザインから製品試作検査などあらゆる製品開発用途で数多く利用されています。ATOSの工業向けのハイエンド非接触光学式3次元デジタイタイザーを利用したリバースエンジニアリングデータサービスです。
atos-1

3Dデジタイザから採取したデータから3D-CADデータ作成
冷却ファンの羽根の表面、裏面側面、機構部等の各方面からデジタイジングします。
◆冷却ファンアンダー(隠れている部分)及び裏側部分必要に応じてスキャンします。
◆冷却ファンの羽根の全体形状データをCADで合成、3D-CADモデリングします。
◆冷却ファンの羽根の全体形状データ再現精度0.05(50μ)範囲。

製品モデル用データの作成方法
1、冷却ファンの羽根全体の点群(ポイントデータ)の編集。
2、点群(ポイントデータ)から三角点を結びポリゴン面作成。
3、ポリゴン面から1枚の羽根をCADモデリング。
4、冷却ファンの羽根全体の中心を軸にして回転コピーでCAD面を作成。
5、中心を軸にして回転コピーで作成のため均等が取れたデータになります。
6、金型用等のCADモデリングデータとして使用できます。

形状検証用データの作成方法
1、冷却ファンの羽根全体の点群(ポイントデータ)の編集。
2、点群(ポイントデータ)から三角点を結びポリゴン面作成。
3、ポリゴン面から全体の羽根をCADモデリング。
4、冷却ファンの羽根全体の面をそのまま作成。
5、変形等の現物のままデータになります。
6、金型用等のCADモデリングデータとしては不向きです。

各種冷却フアンのリバースエンジニアリング
fan-1 111-impera fan 101 030-fan