これだけあると「輪ゴム」からは独特の香り(ニオイ)が…
今の世の中「ゴム製品」が無くなってしまったら生活できなくなるのでは…？
と言うくらいいろいろな場面でいろいろな製品に使用されています。
この「ゴム」と「ラテックス」はどう違うのでしょうか？
*** 「ゴム」と「ラテックス」はどこが違う？…
「ゴム」と「ラテックス」は “同じくくり” で、以前は「天然ゴム」「合成ゴム」と大きく区別されていたそうです。
ゴム製品でも合成ゴム(樹脂)・天然ゴムの素材に大きな違いというものが見られなくなってきたということです。
同じような性能のゴム製品を製造することができるようになってきたためでしょう。
*** ラテックス(天然ゴム)の特徴…
[ラテックス=天然ゴム]といってもどこにでも(天然に)あるわけではないので特徴を見てみましょう。
ここでいう「ラテックス」とは “ビヨ～ン” と伸びるゴムでだけではなく弾力性や伸縮性を持った素材をいいます。
安定した分散媒の乳化(エマルション)状態の樹液を界面活性剤などで調整したもの。
樹液中のたんぱく質や油脂・天然ゴム成分などの成分が入り交ざったものでもあります。
*** 樹液の成分とは…
樹液の成分には他の雑菌の進入から守るための抗体にあたる性質があり、固まることで自身を守るようになっています。
樹木は地面から養分を吸収してその代謝により排出される液が樹液となります。
つまり、樹液は樹木にとっての「栄養分」でもあり「排泄物」でもあるわけです。
その中の「ゴム」を取り出して使用するので、人体にとってアレルギーの抗体にもなってしまうのです。
ラテックスアレルギー・・・ラテックスに含まれるアレルゲンにより接触している部分に(成分が空気中を漂っているだけでも)過剰反応を起こしショック状態などが起きてしまうものです。
ゴム製品の独特のニオイってありますよね、これだけでもアウト!!の方もいらっしゃいます。
「キライ」ではなく症状が発症してしまう「ゴム製品がムリ」な体質の人もいらっしゃいます。
アレルギー体質(花粉症など)をお持ちの方なら、こういった症状のある方にも「ぜひご理解を頂きたい」と思います。
