水銀灯の仕組みや性能

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西日が眩しい時の車の運転はツライ、さらに陽が落ちると今度は見えづらくて困ります。
特に雨降りの夜間走行ではヘッドライトだけでは確認がとりづらい事も多いです。

交差点での安全確認には「街灯」がすごく助けになります。
特に「水銀灯」の明るさは心強くおもえるほどですよね。
クルマでも徒歩でも自転車でも街灯があれば安全に状況を確認できます。

「水銀灯」はキチッと点くまで時間がかかるようですがどういうことでしょうか?
水銀が光っているのでしょうか?
ちょっと見てみましょう。

*** 水銀灯の仕組と特徴…
ガラス管の中で水銀蒸気とArガスに放電発光させる仕組みで光っています。
光量が安定するまでに少し時間がかかるのが特徴です。

最初は暗い感じがしますが徐々に青みがかった白色の明かりへと安定していきます。
大光量を確保できるのがメリットではありますが、蛍光灯などの照明とは違い色の識別などといった作業にはむいていません。
電球自体の維持管理がしやすく安価で整備できるので「街灯」「施設などの照明」「スポット照明」などに使用されています。
※ 街灯も「LED化」が進んでいますが、コストやメンテナンスの面から言えば「まだまだ水銀灯」の方が○でしょうか…?

*** 水銀灯の明かりの弱点は?…
水銀灯の最大の特徴である光量ですが約5000k(ケルビン)です。
クルマのヘッドライト(ハロゲンのノーマル)で約3000kです。
※ ちょっとオレンジっぽい感じです、なんとなく暗いような気はしますが雨天時などには視認性はバツグン

水銀灯の5000k位ですと「白色」といった感じの見た目となりますので好天時には広範囲で照らすことができますが、「たしかに明るい」のですが、雨天時(霧)などでは雨滴に反射したりしてかえて見づらくなってしまいます。

点灯開始から安定光量までに約5分くらい時間がかかります、また消灯から再点灯までにしばらく時間をおかなければいけないので効率的な制限もあります。

体育館などのような広い空間での照明に水銀灯も使用されています、灯が点いてからしっかりと照らされるまで時間がかかるのは実感していました。

他の電球のように「素早く」「明るく」「ローコスト」で点灯できればLEDより活躍できるのでは?